非モテサバイバル

相手がいなければどうということはない

逆説的恋愛論~モテるためにあえてモテない行為をしてみることのススメ(1)

世の中には、物事を逆説的に考えることが真理を指し示すことがある。

 

急がば回れ」ということわざはその最たる例だ。

 

最短距離に拘って進み、困難に遭遇するよりも、多少遠くなっても困難を回避出来る道回り道を選んだ方が結果的にはそちらの方がことを早く収めることができる…と言ったような意味だ。

 

世に溢れている有名ブロガーとか言われる人が提唱する「モテるための指南」の類は、まさにそうした「最短距離」を行くためのアドバイスが多い。

 

ここで、エージェントZこと西川善司としては、もてるとは思えない行為を連発することで相手の興味をひく…というこれまでのモテ理論の定説を覆すような逆説的「新説」を唱えてみたいと思う。

 

ちなみに、こうした「モテない行為の連発で結果モテてしまった偉人」にドラえもんののび太がいる。

 

 

■待ち合わせ編~「アキレスと亀」テクニックで相手の気をひく

デートの待ち合わせ場所と時刻を決めたらそこに彼女よりも早く着いておく。

彼女が現れたら笑顔を浮かべて手を上げるくらいの余裕は見せたい。

ここまでではただの礼儀正しい行為で終わってしまうが、ここからが逆説的恋愛論的行動になる。

 

彼女が5メートルくらいの距離まで近づいたら、その距離を保つように離れる

彼女が「え?」という表情を浮かべて走って近づいてきたら、再びその5メートルを維持するように離れる

 

半径5メートルの野望

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 5分くらいこの行為を続けると恐らく相手は怒って帰ってしまうこともあるかもしれない。

 

しかし、そのままでいい。

 

「あれ以上近づくと君を壊してしまいそうだったから」

「君の魅力に溶けてしまいそうで恐怖を覚えた」

 

とかなんとか適当に甘めなロマンチックなことをいって相手に詫びて次回の約束を取り付ける。

 

次回のデートではこの距離を半分の2.5メートルにする。以下その繰り返し。

 

そのうち、相手は自分に夢中になるはずである。

 

この「不思議な追いかけっこ」に悦びを感じられる相手だと、普通に、楽しげな鬼ごっこデートにもなる。お奨めだ。

 

もし、相手が途中でキレて怒り出したら、有名な逆説「アキレスと亀」を引き合いに出すといい。

 

この逆説では

 

離散的空間と時間の概念では永遠にアキレスは亀に追いつけない」

 

ことになっているので、

 

「君はボクとの心の距離を詰めることが出来なかったね」

 

とかなんとかいってはぐらかせば後腐れはない(はず)。

  

■デート編(1)~自分の誠実さをアピールする

最初のデートからずっと両親を連れて行こう。

 

相手に自分が真剣にお付き合いしたいことを伝えるためにあえて連れていくのだ。

誠意が伝わるはずである。

 

副次効果として相手には

 

「あ、この人、このデートのあと、私をどうにかしようとは思ってないのね。紳士だわ」

 

と安心感を与えるはずだ。

 

この安心感を増強するために2回目以降のデートでは祖父母を連れて行くと効果が高いかもしれない。祖父母の都合が付かないときは、学校の先生、あるいは会社の上司などを連れて行くのもいい。

 

なお、デートの場がレストランだったりする場合、会計の場面はさらに誠実さをアピールするための絶好のチャンスである。

 

お奨めは両親の分もキッチリ割り勘とする選択である。

 

自分、自分の両親、彼女の4人だった場合は4等分の割り勘になる。

 

「分け隔てなく人を公平に扱うなんてなかなか出来ないわ」

 

と思ってもらえるはずである。

 

また、注文は割り勘時に端数金額が出るように心がけたい。

 

なぜなら「あ、端数金額はボクが持つよ」と自分が経済的に余裕があることをアピール出来るからである。

 

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■デート編(2)~自分のリサーチ力をアピールする

映画を見に行く場合は、事前にできるだけ情報を仕入れておきたい。

 

なんなら、パンフレットを買って事前に一度その映画を見ておくのもいいだろう。

 

映画鑑賞前には無線のBluetoothインカムを彼女に渡し、上映中は、無料通話アプリとかを使い、場面場面で事前に仕入れた解説を入れて上げて、知識やリサーチ力をアピールするといい。

 

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 「この場面のロケ地はチュニジアのネフタ地方なんだよ。スターウォーズとかでも使われたんだ」

 

「このシーンはやつれた感じを出すためにメイクに頼らず、ほぼ徹夜で撮影されたんだって」

 

 とか囁くといいだろう。

 

映画のストーリーに集中出来ない!!!

 

と怒り出されたら

 

「あとで、ストーリーも解説してあげるよ」

 

といってあげれば完全無欠の親切さがアピールできるはずだ。

 

難解な殺人ミステリーものは、登場人物が多く、しかも犯人でない人を犯人っぽく扱う演出があるため理解が難しい。

 

しかし、ここで「犯人は弁護士のロバートなんだよ」というようなネタバレ的な解説は厳禁だ。ミステリー物に対するマナー違反である。

 

なので、「犯人はメイドのジェニファか、弁護士のロバートのどちらかだよ。」

 

…と二択クイズ形式の解説ヒントを与えて上げるといい。

 

こうすれば

 

「この人、私を甘やかすばかりじゃなくて、試練も与えてくれるのね」

 

と相手に選択の自由を与え、相手の人格を尊重することができる器量も兼ね備えていることをほのめかすことができる。

 

今回はここまで。

 

次回は、さらに相手との距離が詰まった状況を想定しての逆説的恋愛論をお届けすることにしたい。

 

オススメ

 

エージェントZこと西川善司さんの理論記事はこちらからどうぞ


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